![]() 最近MGS5ぶりに新しいゲームが欲しいなあと思ってボーダーランズ2を買いました。 そうなんだよ・・・NECAのクラップトラップレビューしてたにもかかわらず未だに本編やってなかったんだよなあ・・・w とりあえずマッドモクシーがエロくて好き、あとタイニーティナのマジキチ度合いもなかなか良いね。 そうこうしてたら届きました!例の物! というわけで皆様大変お待たせいたしました。3Dプリントで作るTF武器(後編)でございます。 ※まだ前編の記事を読んでない方は先にそちらを読まれることをおすすめします。 ![]() さて、まずは前編について軽くおさらい。 突如思い立って3Dプリントでボムシェル用武器アドオンパーツを作ることにしたカメオ。 3Dモデリングを終えデータチェックも完了し、お金を払ってDMM.makeにて3Dプリント代行をしてもらいましょうというところまで行ったのが前編でした。 そしてここからがその続き・・・ あれから2週間+2~3日してようやくDMMより3Dプリントで出力されたブツが届きました。 ※丁度アクリル素材での申し込みに遅延が起きてたからね・・・遅くなるのは仕方ないね; ![]() じゃーん!! こんな感じです。 貴重品用の宅配便で厳重に梱包されて送られてきました。すげえな! カラーはブルーで注文していましたが、現物はどうもクリアブルー色だったようです。めっちゃ透けてます。エネルゴンウェポンみたい! ![]() ちなみに↑が前編でDMMに3Dプリント出力依頼したときのデータ上の見た目。 本来は完成品としてこの形のまま送ってくるはずでしたが・・・ 実物の写真と見比べるとわかりますが、ランナーから外れてる・・・w おそらくサポート材を剥がすときに一緒にボキッと取れてしまったんでしょう、実際には1ミリ2ミリ程度の太さのランナーですし。 しかしまあ、折れてたのはあくまでパーツ一体化するための余分な部分なので、別にランナーが折れてても特に問題はありません。どうせ自分で切りだすんだし。 ![]() ってことで早速パーツの切り出し。 パーツにくっついている余分なランナーをニッパーとデザインナイフで削ぎます。 今回はアクリル素材を使用しましたが、プラモ同様にニッパーとデザインナイフを使って余裕でパーツを切り出せました。 アクリル素材だからといって加工しにくいってわけでもないようで。アクリルなら1ミリ2ミリ程度のサイズなら簡単に切り出す事ができます。 ![]() ![]() ![]() それでは、実際に仕上がったパーツを分割された状態のまま見てみましょう。 どのパーツもかなり細かく設計していたのでうまく造形されているか心配でしたが、細かいモールドまでしっかりと造形されていました。 最小出力幅が0.3ミリのアクリル素材だったので、1ミリ以下の溝もしっかりと仕上がってます。 造形に関しては全然問題ナシね~ 素材の質感に関しては・・・ アクリル製なのでアクリルケースのようなしっかりとした密度と硬さがあり、触ってみるとかなり硬質です。 プラ系素材と違って簡単に白化するようなことはないでしょうけど、アクリルは衝撃に弱いので、おそらく叩いたり高いところから落としたりすれば割れます。 それでも今回は物が小さいですしアクリル自体かなりの強度があるので、余程無理な力を加えなければそうそう壊れないんじゃないかなーと。 また、写真で見ても分かる通り積層跡がかなりハッキリ残ってます。 触ってみると立体物の上面はツルツルしてますが、斜めになっている部分や側面などは細かい網目のようになっており、ややザラついています。 サポート材の跡がある部分は更にザラザラしており、ちょっとした紙やすりの表面くらいのザラつきがあります。 積層跡が気になる人はヤスリがけするのがオススメですが、今回は塗装もやすりがけもする予定ナシなのでこのままいきましょう。 ![]() と、ここで問題発生。 半組み立て式にしていたんですが、どうにもパーツ同士のジョイント穴がキツすぎてパーツが入らない・・・w 六角形型の穴にした銃口部分は多少力を入れれば普通にパーツが入りましたが、肝心の5ミリジョイント部分のパーツが本体にハマらない・・・ この5ミリジョイント部分、圧力と摩擦を分散させるように円柱に細かい溝を縦に掘った形状をしてるのですが、今回そのジョイントそのままの形で受け穴を作っていたので、あまりにサイズがキツすぎるのと穴に残ったサポート材の残りが邪魔してうまく5ミリジョイントパーツが受け穴に入らないようです。 結局受け穴をリューターで削ってなんとかジョイントパーツを差し込めましたが、うーん・・・これは考えようだな・・・ 半組み立て式にする場合は受け穴は複雑な形にしないほうがいいわけだね。 受け穴と差し込むパーツのサイズはピッタリじゃないほうがいいかもしれないけど、0.1ミリでも余裕を持たせると今度は抜けやすくなるんじゃないだろうか? ちなみに銃口上下のレーザー銃口の突起パーツも同じく銃口本体に差し込んで組み立てますが、長さをミスってたので数ミリ削ってなんとか差し込めました・・・ 1ミリくらいしか厚さのないパーツなので押しこむ際に折れないかヒヤヒヤしましたが、パーツ自体はわりと平気そう。頑丈だなあ・・・ ![]() てなわけで完成です!! おぉ!?これはなかなかいいんじゃないの!? 折角完成したわけですし、これをいちいち"武器パーツ"とは呼びにくいので、ここは非正規トイの如くわかりやすい名前をつけてあげましょう。 そうだなあ・・・ボムシェルのゾウムシ設定を思い出して・・・"ウィーブルショット"とでも名づけましょうか。 ということで以下、作ったアドオン武器パーツをウィーブルショットと表記します。 ![]() 3Dデータと比較してみましょう。 出力してるものには寸分の狂いもないですが、なんか現物とデータとでは結構印象が違う感じ。 でも現物はなかなかスマートで思ってた以上に綺麗にまとまってる気がする。 ![]() ![]() ![]() ![]() そしてボムシェルに持たせてみると・・・ピッタリ!! いい具合になったじゃないですか、やはりTFには武器が必須ですな! ちなみにこのウィーブルショットが重そうに見えますが、測ってみたところ重量はメトロマスター系のミニコン等よりやや軽いくらいです。 うちのボムシェルの腕ボールジョイントはそこまでタイトでもないですが、それでも武器を持たせたままポーズを保持できるくらいなので重量の心配はナシ! ![]() ![]() 「でもなんか銃デカくね?」と思われるかもしれませんが、実際はそこまででもなく。 ウィーブルショットはスクラプネル付属のリフレクターのウェポンモードを基準にサイズを調整して作っているので、ボムシェル本体と対比するとやや大きめではあります。 しかしウィーブルショット自体は、リフレクターのウェポンモードほど大きくはありません。 更に対比としてジェネレーションズ版スカージの銃とも並べてみましたが、そこまで大きなサイズ差はありません。 ウィーブルショットが縦にデカイのとボムシェル自体がレジェンズ相当なのが重なって、やたらデカイ銃に見えるだけってわけです。 ![]() ![]() ![]() 個人的にはデカブツな武器がボムシェルには似合うと思うので、なかなか良い具合のサイズになったんじゃないかなーと。 っていうかG1トイの時点で結構銃が本体に対してデカかった気もする・・・ ![]() ![]() ![]() ![]() もちろん5ミリジョイント対応の他のキャラでも持たせられます。 レジェンズ相当のチョップショップ、デラックス相当のオフロード、ヴォイジャー相当のサイクロナス、ウルトラ相当のクレンチに持たせてみましたが、大型キャラにもなかなか似合いますね~ ![]() てなわけで今回は自作武器パーツのレビューとなりました。 実際に立体物として出力してみた感想としては、想像してた以上にしっかりした作りになってるなーという感じ。 データそのまま立体物が出力されるので設計さえ綺麗にしておけば非正規TFにも負けず劣らずな物もできるんじゃないかなと。 私自身3Dプリントを使ったのは今回が初めてでしたが、自分でPC上で設計したものが3次元の立体物になるってなかなか感動的です。パテ等で造形するのとはまた違った面白さがありますね。 3Dモデリングが必須なのでなかなか敷居が高いように感じられますが、実際にやってみるとそこまで難しい作業ではないのである程度PCが使える方ならフリーソフトで簡単に作れるかと思います。 ちなみにDMMではデータをアップして立体物の販売も可能ですが、今回は個人用として作ったので販売予定はありません。デザイン的な問題もあるから売ってしまうと非常にグレーになりますし。 それでは以下、今回の3Dプリント制作を振り返っての反省点。 個人的な備忘録ですが、今後同じように自身で3Dプリントのアドオンパーツを作る方の参考にもどうぞ。 ・立体物の角は鋭いので、角ばったデザインを作る場合は適度に辺や角を丸くすること 今回作成したウィーブルショットは一部を除きほとんどの辺および角を丸みを帯びたデザインにしています。デザイン上必須なら鋭い辺や角のままで問題ありませんが、辺や角を丸くしたほうが全体的にトイっぽいデザインになります。 ・組み立て式にする場合は差し込みジョイントのサイズや形状に注意 差し込んで組み立てるタイプの立体物を作る場合は、差込口の形状はなるべく単純な形状にしておくこと。 また、差しこみジョイントの先端を丸くするなどすることで、立体化した際に組み立て易くなる。 ・ランナーを保持したままにする場合は、プラモデルのようにパーツの周囲をランナーで覆う構造にしたほうがよい パーツ自体に3~4箇所のランナーとの結合部分をもたせると多分安定する。 ・アクリル素材はトイとの相性は悪くはない あくまで今のところは。ただ強度、重さ、見た目共にトイ用アドオンパーツにはピッタリかと。ナイロン系も軽くて安価で良いらしいが耐久性は低いらしい。こっちも作ってみると良いかもしれない・・・? ちなみに・・・ ![]() ![]() 今はこんなものをデザイン中だったりする。察しのいい人ならわかるかも? またいずれ不定期で自作3Dプリントアドオンパーツをご紹介するかもです。 おわり
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