[玩具大研究]マニアックトイ紀行 #8 POWER LORDS -- パワーローズ
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先日お伝えしたマローダータスクフォースの日本発売について多くの方から反響を頂きました。ありがとうございました。
これから色々詳細が発表できると思いますので、詳しくはスーフェスの当日販売限定品のページ、うちのブログ、もしくはツイッターアカウントの方をご確認ください。
そしてスーフェス会場でマローダーをぜひお買い求めください!

さて、そんな今日は久しぶりのマニアックトイ紀行~
いやいや、マニアックトイ紀行のネタに困ってたんですが、いいモノがありましたよ・・・!
今回の特集は"パワーローズ!"

てなわけで今回もやってまいりましたマニアックトイ紀行。今回のネタは"POWER LORDS"!

私自身つい最近この存在を知ったんですが、これがまあとにかく衝撃的な作品でして・・・w

ということで今回はパワーローズについて研究致しましょう!











POWER LORDS -The Extra-Terrestrial Warriors- (パワーローズ)とは、1983年にRevell(レベル)社から発売されたSF系アクションフィギュアシリーズです。

ちなみにレベル社は本来はプラモデルなどの模型メーカーで、現在では日本企業との業務提携もしているそうな。
模型メーカーが突然アクションフィギュアを売り出すってなんかアレだな、ロボコップ流行に乗ろうとしたジャダトイズみたいだな・・・w


話をパワーローズに戻して・・・
パワーローズシリーズ製作にあたり、レベル社はアーティストのウェイン・D・バーロウをパワーローズシリーズのデザイナーとして雇いました。
このウェイン・D・バーロウという方、映画ヘルボーイのデザインやアバターのクリーチャーデザイン、ホビットの冒険のデザイナーの一人だったりと、様々な近年の実写映画作品でデザイナーとして活躍されている有名な方です。
ウェイン・D・バーロウは自身の画集として"Guide to Extraterrestrials"という書籍を発表していますが、この本に載ってる絵がもうパワーローズシリーズそのまんまみたいな感じなのよね。
ギーガーのデザインしたエイリアンのように、ウェイン・D・バーロウ自身をパワーローズが体現しているって感じですね。

パワーローズシリーズはトイでの展開以外にもDCコミックスでのコミック展開を中心に様々なメディアミックスもしており、当時のコンテンツとしては弱小ではなくなかなか強い位置にいたのではないかと。

ちなみに現在ではマクファーレントイズを抜けた造形師達が構成するフィギュアメーカー"FOUR HORSEMEN STUDIOS(フォーホースメン)"が2013年からパワーローズシリーズのリメイクフィギュアを製作中です。





それではフィギュアの方のお話へ
パワーローズはアクションフィギュア的側面を強く持つトイでありながら、キャラクターの姿が変化するチェンジギミックや、口が動いたり羽が動いたりするアクションギミックといった何かしらのギミックを有しています。
フィギュアとしてはデザイン的にもギミックを有する所も含めMOTUのようなシリーズに近いかもしれませんが、どちらかといえばトイ寄りなフィギュアかもしれませんね。
また、各キャラクターのファイルカードも存在しており、同年代に発売されているG.I.ジョーやTF、MOTUと似たような形態をとっているようです。

ストーリーは以下の様な感じ


地球人の"Adam Power(アダム パワー)"は銀河を悪の独裁者"Arkus(アーカス)"から守るため"コズミックパワージュエル"を与えられた。
ほぼ無敵の力を持つアーカスはパワージュエルと同じようにアダムパワーの基地"ヴォルカンロック"を狙っている。
今、銀河をまたにかけた冒険と戦いが始まる。

アーカスに対抗するためアダム パワーの元へ二人のヒーローが集まった、"SHAYA the Queen of Power(力の女王シャーヤ)"と" SYDOT the Supreme(至上者サイドット)"だ。

だが、凶悪なアーカスも仲間を集めていた・・・

(POWER LORDS wikipediaのストーリー欄より意訳)





あぁこれMOTUだわ。MOTUっぽいんじゃなくてMOTUだ、マスターズ・オブ・ザ・ユニバースだよ・・・w
SF+魔法のパワー的な要素だしなんかストーリー的にも近いものあるし、お互いに主人公がアダムだし



さて、そんな超魅力的なパワーローズを文書だけで解説じゃあ全然伝わらなさそうなんで、実際に現物を見てみまショウ!










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パッケージはこんな感じ。
ごくごく普通な当時のブリスターパッケージなわけです。

ただパッケージからもう既に怪しさが溢れ出てるよね・・・w

画像のはかなり貴重なアーカスの未開封ブリスターですが。今回は思い切って開けちゃおうと思います。









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定価がいくらなのかわかりませんが、値下げされて2ドルで売られてた形跡のある値札が・・・
そしてその隣には更に値下げされて1ドルで売られていたのだろう痕跡が・・・w

当時としてもセールワゴンに行くくらいでパワーローズはあんまり人気なかったんでしょうかねえ?
パワーローズはシリーズ自体が3シリーズくらいまでしかありませんし、総キャラ数も少ないのでやっぱり打ち切りだったのかな・・・?









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中身はこんな感じで、フィギュア本体にシール、そしてファンクラブの案内が入ってました。
説明書的なものは無いみたいですね。


さて、それでは・・・

うちでレビューするならもちろん主人公勢ではなく敵側!!悪の独裁者アーカスとその仲間を紹介しましょう。









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悪の独裁者 アーカス


名前:悪の独裁者 アーカス(ARKUS The evil dictator)
オリジン:正体不明のレッドバースサンの中心から生まれた
武器:手首のレーザー

アーカスは銀河の全てを支配しようと企んでいる凶悪なインセクトイドだ。
アーカスは決して眠らないし食事もしない、疲れることもない。
彼の力の源は全ての宇宙に存在する彼の犠牲者の苦痛や苦悶だ。彼を超える凶悪な生物は誰もいないだろう。

(パッケージ裏カードより意訳)



まずはアダムパワーの宿敵であり敵側大ボスの邪悪なインセクトイド"アーカス"のご紹介。

なにがすごいってもうその見た目のインパクトよね。
インセクトイドですがあまり虫っぽさを強調せず、エイリアン寄りなデザインで収まっているのが面白いところ。
そんでもってすごいカッコいい・・・!









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顔はこんな感じ。

複眼があるので昆虫寄りの顔かと思えばよく見るとそうでもなく。
デザイン画を見るとどうも顔のベースにしてるのは虫ではなく悪魔関係でよく使われるゴートスカル(ヤギの頭蓋骨)なんじゃないですかね?
(もしくはバッファロースカルがモチーフ?)
頭を全体的に見ると、ゴートスカルに虫の顔の要素を足した感じのデザインな気がします。









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そして80年代のアクションフィギュアとは思えないほどに可動します。すげーなこりゃ・・・

全体的に作りが華奢かつ可動ジョイントがややキツめなので動かしやすいとは言えませんが、一通りのポーズはとれるんじゃないでしょうか?
ちなみに可動域はあまり広くありません。









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肩と股関節の付け根は回転軸可動ですが、それ以外の部分はこのように鉄のヒンジ可動になっているようです。
どうも可動軸となるヒンジの上から塗装してあるようで、動かすとヒンジ上の塗膜がボロボロ剥げます;
これはなんなんだろ?見た目の問題なのか、それともヒンジが錆びないように塗装してあるのか・・・









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そんなアーカスの唯一のギミックは、背中のボタンを押しこむことで羽が羽ばたくギミック。

しかしボタンの押し込みがキツい上にほとんど羽が動かないという・・・w









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そしてSF作品らしく武器が付属。
アーカスにはこのメッキ調のレーザーガンが2丁付属します。
G1TFもだったけど、当時はどうしても武器をメッキ仕様にしないといけなかったのかねえ・・・?w

ちなみにアーカスのレーザーガンは腕の隙間にはめ込んで装備します。
無理やり押し込んで腕の隙間にはめ込むので、装備させる時も外す時も破損しないかヒヤヒヤしますw









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うーむ、なかなか似合ってるな~

仕様的には色々危なっかしいところの多いアーカスですが、見た目のカッコよさはダントツですね。




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破滅的な乱暴者 レイゴス



名前:破滅的な乱暴者 レイゴス(RAYGOTH The Goon of Doom)
オリジン:フローザーⅧ、雪の惑星
武器:レーザーガン

レイゴスはフローザーⅧで生まれたが、アーカスのショックトルーパー軍団となり全ての命令に従うように教育されている。
レイゴスは二酸化ケイ素の結晶を吸収して胸の空洞に集め、レーザー光線を反射させることができるのだ。

(パッケージ裏カードより意訳)



続いてアーカスの忠実なる部下"レイゴス"!

私がパワーローズを知ったきっかけがこのレイゴスなんですが、初めて見た時は「なんだこいつ!!かっこいい!!」と驚きました。

今見ると普通にダサいですね。そこがまぁ良いところなんですけどね~









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レイゴスを見て真っ先に目につくのは胸のこのギラギラ輝いてる部分ですね。
メタリックホロシールが貼られてるんですが、特に意味はありません。ただギラギラ光ってるだけです。

肝心のギミック部分はこれとはまた別に存在します。詳しくは後述。









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顔はこんな感じ。

いかにもエイリアンチックでキモい!だがそこが良い!

腕の側面に吸盤みたいなモールドがありますし、顔もなんかイカかタコっぽいですし、やっぱり何か海の生き物をモチーフにしてるのかな?









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レイゴスはアーカスとは可動の仕様が違ってます。
肘や膝は相変わらずヒンジ可動ですが、肩は球体関節ですし股関節は回転軸可動だし。
全体的には可動域も狭くポージングしにくいですが、その半面ハサミ状の手は開閉&手首が回転可動ができるというこだわり様。

可動率で言えばアーカスに劣りますね。でも80年代当時のものですし、これくらいでもよく動く方だと思います。









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さあお待ちかねのギミックですよ。

腰にあるスイッチを押して離すと・・・









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上半身がクルッと回って後ろ向きになります。

なんだこの振り向きギミック・・・・

アーカスに呼ばれた時に迅速に反応するためのギミック・・・ではないよなぁ;
おそらくは"背中から奇襲されても即反応できます"的な意味合いのギミックなんだろうけど、やっぱりおバカな感じですね。

レイゴスの肩書の"The Goon of Doom"のgoonには"まぬけ"という俗語としての意味もあるらしいですし、ギミックとしても設定としてもおバカキャラなのかな。









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そしてこいつにも銃が付属。
開閉する手に挟んで持たせるわけですが、そこまで安定感はないですね・・・
というか、アーカスはともかくレイゴスには武器いらないんじゃないかなって気もする・・・w


レイゴスについては以上のような感じで。




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4面殺人鬼 ディスガイザー



名前:4面殺人鬼 ディスガイザー(DISGUYZOR The Deadly Deceiver)
オリジン:プラネットグロートン
武器:コズミックウォークラブ

ディスガイザーの変身能力は敵を倒す時にとても重宝する。
4つの顔それぞれを同一人物として認識されることなくスパイ活動ができるからだ。
戦闘になると体の大きさを変化させ、武器のコズミックウォークラブを振り回して戦況を支配してしまう。

(フランス語版パッケージ裏カードより意訳、一部英語版カードの情報も反映して意訳してます)



最後はディスガイザーをご紹介。

こいつはパワーローズの後期シリーズに登場したキャラなんですが、アダムパワーやアーカス達がラインナップされていた前期シリーズに比べ、後期シリーズではこのディスガイザー含め4体くらいしか新キャラが出てません。
おそらくトイ自体の流通数も少なかったんじゃないのかな?









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可動はレイゴスと同じような感じ。










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そしてここからがディスガイザーのすごいところなのですよ。

今の顔はこんな感じの単眼顔ですが・・・









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頭のツノパーツを顔の下まで引き下げて顔を隠し、再びツノを上げると・・・









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な、なんと顔が変わってる!?

そうなんです!ディスガイザーの特徴はこのフェイスチェンジギミック。頭のツノを倒して戻すことで別の顔へと変化するというわけ。










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顔のパターンは全部で4種類。
似たり寄ったりせずにそれぞれが全く違うテイストの顔なのが面白いところですね。

こういうギミックのトイって昔は結構ありましたが、最近はあんまり見ないですね~









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そして更に胴と足が伸びたり縮んだりするギミックもあります。
フェイスチェンジギミックとは違い、こっちは手動で伸ばすだけのギミックです。

胴と足を伸ばすと伸ばす前に比べて約2.5センチも差ができるので、単純なギミックですが見た目の印象がかなり変わります。









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そんなディスガイザーの武器はこのコズミックウォークラブ。

顔と姿を変えるから知的なキャラなのかなと思いましたが、武器がトゲ棍棒だなんて完全に脳筋じゃないか!w









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胴と足を伸ばすか伸ばさないかで顔と合わせて4パターンの姿が作れるというのが非常に凝ってますよね。
おそらくパワーローズシリーズの中ではダントツで凝ったギミックを有するキャラなんじゃないかと思います。

破損が怖いほど華奢なアーカスや可動域が狭く関節がキツいレイゴスと比べると、ディスガイザーが最も遊びやすいんじゃないかなーと。











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ちなみに全部並べるとこんな感じのサイズ差。
ボリュームではディスガイザーがダントツですが、背丈はやはりボスキャラであるアーカスが一番高いですね。









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まあギミック解放するとこいつが一番デカいんですけどね・・・w









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3.75インチフィギュアと比べるとこんな感じ。

パワーローズはだいたい5インチ規格ってとこですかね?









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ということでパワーローズのご紹介でした。

ウェイン・D・バローウのセンスあふれるデザインと、よくわからないギミックをもつフィギュアという黄金の組み合わせがこのパワーローズの独特の雰囲気を作り出しているんでしょうね~

間違いなく万人受けするようなキャラデザじゃないですし、トイとしても微妙なところはありますが、パワーローズらしさをひたすら貫いているところが面白いですね。

バカバカしくもあり、なんだかギョッとするデザイン性もある所が個人的には大好きです。
現在では一部を除いてどれも稀少価値が高まってますが、飾っても遊んでも価値相応の楽しさがあると思います。

というわけで以上パワーローズのレビューでした。



ここまで書いて言えることは一つ!ディスガイザーがダントツでオススメです!!




おわり
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別窓 | マニアックトイ紀行 | コメント:4 | トラックバック:0
201608302100
<<スーフェス72で販売されるマローダータスクフォースを先取りレビュー! | スタンド製作所 | マローダータスクフォースの日本発売が決定しました!>>
この記事のコメント
 
201609012304
こんばんは。

濃いメンツですねー。
アーカスは色合いがなんとなくナイトヴァルチャーしてますね。紫とオレンジ。
ディスガイザーみたいなギミックはまさにアメトイって感じでいいですね。
MOTU、何体が所有してましたけど、1人顔が変わる奴がいましたよ。機械顔、人、ハルク顔に回るギミック付き。

今日、ノンストップでモータルコンバットの3.75購入しちゃいました。あまり関節は動きませんが、良いデキでした。
カメオさんが紹介してたメデューサやスケルトンも店頭に並んでて楽しかったです。
2016-09-01 Thu | URL | ちろすけ #-[ 内容変更]

 
いつ見てもアーカスは・・・
201609032333
顔の形や体色、有翼とかの類似事項が、太陽戦隊サンバルカンのトリモンガーを個人的には彷彿させます。まあ、たまたまなんでしょうけどw。

この頃のSFフィギュア系で敵キャラで肘が可動するフィギュアって、
結構、存在自体が貴重だった気がします。
上半身のスイングアクションもアメトイでは結構、定番ですよね。
2016-09-03 Sat | URL | ですとろ #kxFoPyco[ 内容変更]

 
コメントありがとうございます
201609040201
>ちろすけさん

MOTUの顔が変わるやつはマンEフェイスですね。あれもテイストの違う顔3種類に変化するので面白いですよね~
この手のギミックはアメトイらしいですが、1つのトイで何種類ものキャラクターを表現できるというのは今見てもかなり画期的なギミックですよね。

最近出たモーコンXの方の3.75インチフィギュアですかね?以前クラシックシリーズとして同じくモータルコンバットの3.75インチシリーズがありましたが、そっちも可動はまずまずでしたね。
新作になっても可動面はそんなに変わってないのはちょっと残念かも・・・;
2016-09-04 Sun | URL | カメオ #-[ 内容変更]

 
コメントありがとうございます
201609040207
>ですとろさん

なんとなく体型的にも怪人的な感じですもんね~アーカスは。

80年代で肘が可動するフィギュアはG.I.ジョーと他ごく一部くらいしかありませんでしたからね~
5~6インチのフィギュアは90年代でも可動が微妙なのが多かったですが、そう考えるとパワーローズは当時としてはアクションフィギュアの最先端だったのかもしれませんね。
上半身スイングは後に発売されるスパイダーマンシンビオートシリーズのラッシャーなどに継承されてますね、しかも振り向きどころか高速回転するようにパワーアップして・・・w
2016-09-04 Sun | URL | カメオ #-[ 内容変更]

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