[玩具大研究]マニアックトイ紀行 #10 KINDER SURPRISE ROBOT - 続・謎のヴィレヴァンロボ
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気づけばあっというまに年末ですよ。いやー早いもんだね。
私生活としては今年もろくな目にあってない気もしますが、トイ関係は結構色々新しいものを発見できて楽しい1年でした。
来年もこの調子でネタが切れないように変なアメトイを色々ご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに。

そんじゃ、今年最後にとっておきの超強力な物をレビューしちゃいましょう!!


はい、というわけで、今年最後はマニアックトイ紀行記事となりました。
今回でついに第10回ですよ。


そんな今日特集する内容は"続・謎のヴィレヴァンロボ"!!!


マニアックトイ紀行#1 謎のヴィレヴァンロボット
(※今回は以前のヴィレヴァンロボの記事に続く内容を書いているので、ヴィレヴァンロボの記事を未読の方は一度読んでいただければと)





さて、#1の記事にて一部のおもちゃマニア達を大騒ぎさせた謎のヴィレヴァンロボをご紹介しましたが、この謎のヴィレヴァンロボ・・・そもそも何が謎かというのは#1記事中で上げたとおり。

・メーカー不明
・シリーズ名不明
・リリース年不明
・メーカー名不明
・妙に多いバリエーションの謎


というようにあらゆる要素が不明であり謎に包まれていました・・・



ところが10月に記事に追記したとおり、ヴィレヴァンロボに類似した製品である"キンダーサプライズのおまけロボット"をついに海外で発見。
そこから色々情報をまとめたところ・・・

「"ヴィレヴァンロボ"と仮称していたロボットたちは実はキンダーサプライズのおまけのロボットを元にしたブートレグ品なのではないか?」

という仮説ができあがりました。
まあネット上の情報をまとめるかぎり、十中八九キンダーサプライズのおまけロボットを元にしたブートレグ品がヴィレヴァンロボであることはほぼ間違いないであろうと思うのですが・・・


うむむ・・・ならばそのヴィレヴァンロボのオリジナルであるキンダーサプライズのおまけのロボットを実際に見つけて検証してみないとわからん!
というかあんな魅力的なロボット共のオリジナルにあたるトイをぜひ生で見たい!!と思いまして。

ということでそのオリジナルを探し始めて数ヶ月・・・なんと、奇跡的に実物を入手しました!!





それではご覧ください・・・

謎のヴィレヴァンロボのオリジナルにあたるであろう謎トイ・・・


キンダーサプライズのおまけのロボットの姿を!!












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おぉ、なんと神々しい・・・ワタシにはマニアックトイの御神体にしか見えません・・・!

・・・っていうか姿形は完全にヴィレヴァンロボそのまんまだ!!
ヴィレヴァンロボでは潰れて見えなかった細かいモールドがハッキリしているのを見る限り、こりゃ検証しなくてもヴィレヴァンロボのオリジナルであるのは間違いなさそうね・・・w


それではキンダーサプライズのおまけロボットについて解説。
(めんどくさいので以後はこいつの事を"キンダーロボ"と略して呼びます)

このロボットはおそらく70~80年代にヨーロッパでキンダーサプライズ(KINDER SURPRISE EGG)のおまけとしてリリースされたロボットだそうで。
古いものなのでミニブックや当時のラインナップといった断片的な情報すら皆無で、ただこのロボット本体と"キンダーサプライズシリーズの製品である"という噂しか存在しないなんとも奇妙なトイなわけです。
(キンダーサプライズシリーズであることは今回このロボットを売ってくれたフランスの方の話や、他のebayでの出品情報を見る限り間違いないようです)

ちなみにキンダーロボの材質はどうもポリ系素材らしく、フエラムネのおまけや70~80年代の食玩のおまけやチープトイに近い質感をもっています。

そんなヴィレヴァンロボ同様に素性の不明なキンダーロボですが、一応パーツ組み換えができるというギミックを有しており、なおかつ頭や胴、手足の各パーツに様々な造形及びカラーバリエーションがあるというのが過去のebayでのキンダーロボの出品写真や海外サイトでの写真を見て判明しました。
とりあえずこのキンダーロボがオリジナルであるとすると、"ブートレグにあたるヴィレヴァンロボがなぜいくつもの造形バリエーションがあるのか"という謎の答えは"オリジナルであるキンダーロボに組み換えギミックがあり、複数のパーツのバリエーションがあるから"で片付きましたね。











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ギミックや構造は後で説明するとして、まずは色々比較検証してみましょうか・・・

まずキンダーロボとそのブートレグにあたるであろうヴィレヴァンロボを比較してみましょう。

ヴィレヴァンロボの方は4センチ弱程度のサイズですが、キンダーロボの方は約6センチと結構大きいサイズです。










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3.75インチ等の他のフィギュアと比べるとこんな感じ。
小さめではありますが結構存在感ありますねえ










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顔はこんな感じ。
同型のヴィレヴァンロボと比較すると完全に形状が一致してますね~

ただ、キンダーロボの方は丸い穴の内部に垂れ目があるような目の造形になっているものの、ヴィレヴァンロボの方は目は丸く穴が空いただけになっています。
これはブートレグ化する際に小さくし過ぎて細かい造形が再現できなかったため、結果ヴィレヴァンロボの方は穴の空いたような目になってしまったんじゃないでしょうかね?










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続いて胴まわりを見てみましょう。

この辺は比較せずともヴィレヴァンロボそのまんまですね~
ちなみに両腕の武器や腕の造形が違うのは、単に差し替えパーツが違うだけです。









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全体的にヴィレヴァンロボとキンダーロボで造形はそっくりそのままなんですが、唯一明らかに違うのは足。

ヴィレヴァンロボは全ての個体で統一して角ばった足になっていましたが、キンダーロボの方は人間のような丸みを帯びた形状の足をしています。
それ以外の足パーツの造形違いについては単にキンダーロボの差し替えパーツとヴィレヴァンロボでパーツが一致してないだけですね。










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では続いてキンダーロボの構造を見てみましょう。

前述したとおり全てのパーツは取り外し可能になっており、頭部も画像のように取り外せます。
キンダーロボはヘルメットのように頭部を外せるようになっており、頭部パーツの下には取り付けジョイントを兼ねたヘッドが胴体に造形されています。

まあヘッドといっても明確に目や口のような顔が造形されているわけではなく、スリットが入ってシャッターのような造形がしてあるだけなんですが、実はこれには意味がありまして・・・










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こいつらのようなタイプのヘッドをかぶせた時に意味をもつのです。

キンダーロボ版の↑のようなパターンのヘッドパーツは顔の部分に穴が空いており、頭部にかぶせるとちょうどスリット状の部分が頭部パーツの穴から覗いて顔っぽく見えるわけです。

まあスリット状の顔になったところでのっぺらぼう的な顔からほぼ変わってないのであんまり意味がない気もしますが・・・w
ちなみに今回ご紹介しているキンダーロボのヘッドは穴が空いていないタイプなので、内部のスリット状のヘッドは全く意味を成してません・・・;









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続いてジョイント部分の構造を検証・・・

キンダーロボは肩・股関節・足首が可動するようになっています。また、ヘッド以外の体の各パーツは継ぎ目部分で回転可動が可能です。

構成されている体のジョイント部分は基本的には全て差し込み式の普通のジョイントなんですが、肩および股関節、足首のみ画像のようなボールジョイント風のジョイントになっています。
ところがボールジョイントとして実際に機能してるのは足首のみであり、肩と股関節はジョイント受けの穴が深すぎるためボールジョイントが機能しておらず前後可動しかできません。
肩と股関節部分は実際のところボールジョイントではなく単にジョイント抜け防止のためにボールジョイントのような構造にしてあるだけかもしれませんね~










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頭・肩・股関節・足首以外の部分は普通の差し込み式ジョイントによって各パーツを繋げてあるだけなので、画像のようにバラバラにすることが可能です。

ここから他のキンダーロボのパーツを使って組み換えができるのですが、今回はこの1体しか手に入ってないので組み換えについては検証できず。
ちなみに腕や脛、肩と大腿部分というように似た感じのパーツがあるので相互に交換可能かと思ったんですが、ジョイントが合わないため不可能なようです・・・










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可動させてみるとこんな感じ。
手や足の可動はまあ見ての通りなんですが、足首のボールジョイントが非常に優秀でなおかつ足が大きいので接地が良く、こんな体型なのに無駄にバランスが良いという・・・見ていてなんか複雑な気持ちです・・・w










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にしてもとても正義側ロボには見えないんですが、そもそもどういう扱いのキャラだったんでしょうねこのキンダーロボは。
なんとも言えない表情してますし、胸の顔マークは怒ってますし・・・w

単に勝手に呼ばれているのか公式名称なのか不明ですが海外の一部ではキンダーロボを"エイリアンロボット"とも呼ばれているので、設定的には宇宙から来たロボなのかもしれませんね~











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ということで、ヴィレヴァンロボのオリジナルことキンダーロボの検証でした。

で、本当にヴィレヴァンロボのオリジナルがキンダーロボであるかどうかということですが・・・結論から言えば"キンダーロボこそがヴィレヴァンロボのオリジナルと見てほぼまちがいない"といえるかと。

その根拠にキンダーロボとヴィレヴァンロボとで造形が酷似していますし(キンダーロボの方が造形が細かいし)、ヴィレヴァンロボのバリエーションの多さはキンダーロボの差し替えギミックを利用してパターンを増やしたからと矛盾なく理由付けできます。
また、キンダーロボのボールジョイントや差し替えギミックといった構造も根拠になるかと。
もしキンダーロボの方がブートレグであり拡大パチにあたるならば、わざわざ造形を追加して差し替えギミックやボールジョイントを新造するなんてコストのかかることはしないでしょうし、パーツの作り変えをすることもないでしょう。

この他、今回のレビューから導き出せた根拠ではないですが、海外サイトのキンダーロボの写真でヴィレヴァンロボと同じヘッド造形にもかかわらず、ヴィレヴァンロボには無いコブやアンテナが頭頂部に付いている個体が確認できました。
このような先端パーツがヴィレヴァンロボに反映されてないのは、ブートレグ化する際にミニサイズだとうまく造形できないため、オミットされたのではないかと考えられます。




以上のような複数の根拠から考察して、"キンダーロボがオリジナルであり、ヴィレヴァンロボこそがキンダーロボの縮小ブートレグ品である"と言えるかと。
ということでこれを今回の検証結果としたいと思います。




これでヴィレヴァンロボが一体どういう存在だったのかついに解明されましたね!


だが代わりに、キンダーロボの謎さが増しました・・・・w

今後はこのキンダーロボについても色々研究していきたいと思いますw

おわり
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