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[玩具大研究]マニアックトイ紀行 #14 Larami SUPER SOAKERMAN - ララミ スーパーソーカーマン
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どうしてもどうしても夏のうちにレビューしておかねばならないトイがありましたよ~
というわけで本日は久々のマニアックトイ紀行。お出かけシーズンにピッタリなアウトドア系マニアックトイをご紹介しようじゃありませんか!!

第13回までの過去記事はこちら↓

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#2 ブタ肉マン対バイキンマン バイキンマンシリーズ
#1 謎のヴィレヴァンロボット

マニアックトイ紀行とは!世の中に存在するありとあらゆる超マイナーだけど奥がふかーいトイを特集していく不定期連載企画なのでありまして。ってこれもう言うの何度目だろうか・・・さすがにもう定着してるよね!?



さて、今回のレビューに移る前に、まず"スーパーソーカー"についてお話しましょうか。

"スーパーソーカー(SUPER SOAKER)"とは、1991年にLarami(ララミ)というメーカーから発売された空気加圧式水鉄砲の商品名です。
スーパーソーカーは基本的な水鉄砲の性能に加え、手作業で空気を加圧する機能を付加したことで従来の水鉄砲よりも高い威力で水を発射することができるという1991年当時としてはかなり画期的な水鉄砲でした。
今でこそ同じようなタイプの水鉄砲は多く存在しますが、その元祖がこのスーパーソーカーだったわけです。


誕生のきっかけは1982年、空軍とNASAの技術者であったロニー・ジョンソン氏が加圧式水鉄砲のシステムを考案し、自社で水鉄砲の製品ラインをもっていたLaramiが加圧式水鉄砲に興味を示しロニー・ジョンソン氏に協力したことで、"POWER DRENCHER(パワードレンチャー)"というスーパーソーカーの原型となる水鉄砲が誕生しました。
そして1991年に名称を"SUPER SOAKER(スーパーソーカー)"に変えて販売したところバカ売れしたという話。

現在ではLaramiはハズブロに吸収されてしまったので存在しませんが、スーパーソーカーのブランドはハズブロの"Nerf(ナーフ)"シリーズの中で今でも存在しています。
誕生から今までのスーパーソーカーとしてのシリーズ累計の売上高は10億ドルを超えるんだとか。すげーなスーパーソーカー。
その長年の功績が認められ、スーパーソーカーは2015年にはアメリカの"国立おもちゃの殿堂(National Toy Hall of Fame)"に殿堂入りしたのだとか。もうレジェンド的トイですなあ。



さて、そんなスーパーソーカーは水鉄砲とはいえ過去様々なバージョンを出してきました。スーパーソーカー50から始まり、ピストルサイズのスーパーソーカー30タンク容量1500mlのスーパーソーカー100・・・しかし基本的には水鉄砲なので、バージョンごとに変わるところといえばサイズかタンク容量か圧力くらい。ほぼほぼ同じようなもののリリースの連続だったわけですね。
そんなマンネリ具合を解消したかったのか、それとも単純に流行に乗ったのか知りませんが1991年にLaramiは革新的なスーパーソーカーを発売しました。










supersoakerman
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それがこの"SUPER SOAKERMAN(スーパーソーカーマン)"!!!!


そう、Laramiはまさかのオリジナルアクションフィギュアを作っちゃったわけなんですね、水鉄砲であるスーパーソーカーの枠で!
Laramiは映画やTVシリーズのトイも数多くリリースしてきていたので、決してアクションフィギュアのノウハウが無かったわけではないですが、それにしてもいきなり過ぎるだろ・・・w

よくよく考えたらスーパーソーカーとして販売を開始した1991年と同年にこれをリリースしてるわけですよ、他のスーパーソーカーシリーズと共に。いきなり迷走しすぎじゃ無いだろうか?
調べてみるとスーパーソーカーマンキーホルダーとかも存在していたと判明したので、Larami的にはスタートダッシュしたスーパーソーカーシリーズを後押しするためにマスコットとなる宣伝キャラ的なものを作りたかったのかもしれませんね。それがこのスーパーソーカーマンだったんじゃないでしょうか。
まあスーパーソーカーマンがスーパーソーカーシリーズのマスコットになっていない現状を見ると完全に滑ったんでしょうね・・・w


さて、このスーパーソーカーマンの何が凄いって・・・こう見えてアクションフィギュアでもあり水鉄砲でもあるという点なんですよ。

従来、水鉄砲ギミックをもつトイは多く存在していましたが、こっちはあくまでベースがスーパーソーカー(水鉄砲)なので主体が水鉄砲でありアクションフィギュア要素はおまけみたいなもんなのです。
銃の形で可動・可変して水鉄砲として遊べるならわかるんですが、スーパーソーカーマンはその逆で完全に人型ですからね・・・パッと見じゃ水が出るところなんて想像もつかないです。というかどこに水入れるんだよ!w










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ではパッケージを見ていきましょう。
おっと、簡単なbioが載ってますね、翻訳してみますか。



「スーパーソーキングパワーは彼の手のひらの中に」

全てのスーパーヒーローの中でも最も強力なやつが深海からやってきた。
新鮮な空気と純粋な水が彼の唯一の生命力だ。
スーパーソーカーマンは全ての間違いを正すためにここにいる。

(パッケージ裏より意訳)


やべえよ!とんでもねえやつが地上にやってきちまったもんだ・・・!しかも深海から来たのか・・・
ということでスーパーソーカーマンは全ての間違いを正そうとする絶対正義のスーパーヒーローなのです。ちょっとイッちゃってるなコイツ
にしても新鮮な空気と水が唯一の生命力となると逆に弱点が大きい気もしてくる;











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パッケージ裏には絶妙なタッチで描かれたスーパーソーカーマンのイラストが。これは確かに子供にはウケない!いや当時はウケたのかもしれないが、普通にダサいぜ!・・・・・でも個人的には好きw











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面白いのがこれ。さすがスーパーソーカーブランドだけあって水鉄砲としては徹底してるので、水が出なかった場合などのトラブルシューティングもきっちりとパッケージに書かれています。素晴らしいな。










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パッケージ裏下部には他のスーパーソーカーシリーズのラインナップがイラストで書かれてます。
懐かしいですなあ。確かスーパーソーカー50は私も持ってましたわ。日本でも結構売ってた印象がありますねスーパーソーカー。










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パッケージサイドや隅っこにも色々面白いことが書いてあります。

ノーバッテリー、水鉄砲だしそりゃそうだとも思いますが、当時は既にバッテリー式の水鉄砲が存在してたんです。ですのでバッテリー無しで長い飛距離を飛ばせる水鉄砲ってのは珍しかったんでしょうね。

そして20フィート(約6メートル)も水が飛ぶそうな。ホントかぁ???普通のスーパーソーカーならわかるけど、スーパーソーカーマンだぞ?










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それでは早速本体を見ていきましょうか。
あ、事前に書いておきますが今回の品はビンテージものかつわりと高価な代物なので水を入れての動作はしないでおこうと思います。
各部にビスとか使われてるので錆びたりすると嫌ですしね・・・

見ての通りオーソドックスなヒューマノイド型ロボットの姿をしていますが。まあなんとも珍妙な姿ですな・・・はっきり言ってびっくりするくらいダサい!ザ・アメトイって感じのぶっ飛んだテイストです。










supersoakerman
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顔はこんな感じ。目・鼻・口はありますがマスク顔っぽいデザイン。C-3POもぶっ倒れるほどのインパクトある顔ですよ。
頭部はなんかブツブツみたいになっててちょっとキモい・・・w










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体の各所には緑色のパーツが造形されていますが、これはおそらくスーパーソーカーシリーズの貯水タンク部分を模したものなんでしょう。人間でいうと筋肉のある位置にタンクが付いているので細マッチョ的な体型にも見える。










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リーダークラスのユニクロナスと比較するとこんな感じ。結構デカイんですよねースーパーソーカーマン。
元が水鉄砲なのでそりゃそうかという気もしますが。

にしてもこんな奇抜な水鉄砲持って走り回ってる子供を見たらきっと大人はショックでぶっ倒れるぜ・・・










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左手は平手ですが、右手は武器腕になっておりスーパーソーカーマンらしくスーパーソーカーが装備されています。形状的にはスーパーソーカー200っぽいですね。
右手の二の腕部分にあるのは水鉄砲用のトリガー。
そう、なんとスーパーソーカーマンは腕のスーパーソーカー部分から水を発射できるのです。変なところから水を発射する仕様じゃなくてよかった・・・アメトイだとわりとあるしな;










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そして気になる可動ですがこれがまたすごい。可動ポイントは首・肩・股関節・膝・足首と意外と豊富なんですよね。
古いものなので基本前後のスイング可動しかできませんが、それでも足首と膝が可動するおかげでアクションフィギュアとしての遊びの幅は広いです。










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んでどこへ給水するかという話なんですが、実は頭を取り外してボディに貯水できる仕組みになっているんです。
ボディ自体が握りこぶしくらいのサイズがあるので、おそらく貯水量はそれなりにあるんじゃないでしょうか?とはいえ他のスーパーソーカーシリーズに比べると圧倒的に一度の貯水量は少ないとは思いますが。










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スーパーソーカーらしく加圧ギミックも健在。なんと頭が空気加圧用のピストンになっているので、首をグッと伸ばして縮めてを繰り返すことで貯水タンク内の圧力を高めて遠くまで水を発射できるというわけ。










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き・・・キモイ!!なんでよりによって頭がピストンなんだ・・・!
やはりこのトイは狂っとる・・・!w










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にしてもなんとも妙なロボですわ。実はこいつの他にカラーが逆転したスーパーソーカーマンのバリエーションも存在していたんですが、バリエーションを作るほど売れたのだろうか・・・?
2体セットでの販売もあったようですが、こんなのを2体も買う人間が当時そんなにいたのか!?今考えるとわりと謎ですな。。










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というわけでスーパーソーカーマンのご紹介でした。

いやー・・・イかれてる!!なぜ水鉄砲をアクションフィギュアにしたんだ!せめて普通逆だろ。
そしてこの誰向けかわからないほどの絶妙にグッと来ないデザイン狂った配色なぜか深海出身という設定。全てにおいてマイナーアメトイらしいマニアックなチョイスをされているのがとてもおもしろいですわ。

これをスーパーソーカーの人気が低迷した頃に出していたならまだ「迷走したんだろうなあ」とわかるんですが、スーパーソーカーシリーズを売り出したのと同年に出してるんですからそれがまたわけがわからない。「何!?スーパーソーカーシリーズが爆売れ!?よーし、アクションフィギュアにしてリリースしよう!」ってなったんでしょうか。尚更わからない・・・

しかしながら、"水鉄砲ギミックをベースにしたアクションフィギュア"というのはなかなか革新的であり、従来水鉄砲ギミックを搭載したトイは多々あるものの水鉄砲としての性能をフルに発揮しつつアクションフィギュアとして遊べるというトイを出したのはララミ以外に無いのではないでしょうか?(というか他のメーカーは水鉄砲のアクションフィギュア化なんてしなかったしなあ・・・w)

多分だけど、デザインさえもっとカッコよければもっと売れたと思う・・・w


余談ですがこのスーパーソーカーマン、珍品でありながらスーパーソーカーの名を継いでいるものの、なぜかスーパーソーカーのwikiには名前が載ってないんですよね。黒歴史化されてしまったんだろうか・・・?w
実はスーパーソーカーマンの他にもペン型水鉄砲の"スーパーソーカーペン"や、水風船をラクロスのラケットのようなもので飛ばす"スーパーソーカーウォーターバルーンフリンガー"といった変わり種の製品も当時存在していました。もしかしてララミは思いついたものを片っ端から水鉄砲化してスーパーソーカー名義で出していたのか・・・!?


というわけで宇宙一イカれた水鉄砲ヒーロー、スーパーソーカーマンのご紹介でした。
スーパーソーカーシリーズ自体が今ではヴィンテージ品としてかなり稀少ですが、もしこの珍品を見つけたらぜひぜひ買ってみてください~


おわり
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201808252128
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この記事のコメント
 
No Title
201808260207
今回の紹介する玩具は、
日本未発売のスーパーソーカーマンと言う、
ロボット型の水鉄砲なのですね。
胴体が貯水タンクなっていて、
頭がフタにになっているのですね。
この水鉄砲を外に持ち運んで水を飛ばし合って、
楽しんでる人を想像してみると、
それはそれで楽しそうですね。

次は何を紹介しますか?
Mattel社の「Food Fighter」かな?
Moose Toys社の「Grossery Gang 」かな?
MGA Entertainment社の「Ready2Robot」かな?
予定ではどんな玩具でも紹介しましょうか?
楽しみにして待ってます。
2018-08-26 Sun | URL | 名無し #HGGtXKGk[ 内容変更]

 
コメントありがとうございます
201809011334
>名無しさん

コマーシャル動画が残ってればおそらく外人キッズがこれで遊んでる様子がわかるんでしょうけど、今となってはどれだけの人がこれで遊んでたのかがわかんないですねーw

あー、ready2robotも気になってるんですよね。次はまた変わり種をご紹介しますよ。
2018-09-01 Sat | URL | カメオ #-[ 内容変更]

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