![]() ![]() ということで本日はうちでは初めてとりあげるシリーズ、RIHIOの"MULTIABYSS(マルチアビス)"シリーズからヴァーミンスラッシャーでござい。 マルチアビスシリーズは中国メーカーのRIHIOから展開されているプラスチックモデルシリーズで、ミニサイズのパイロットが大型メックに乗るいわゆるダイアクロン互換系アイテム。主ギミックとして組み換えを軸に様々なメカが作れるというシリーズなわけでして、今回で第3弾のラインナップになります。 まあ前置きはさておき早速中身をみていきますかねー 中身はこんな感じ。 製作途中の写真を端折ってしまっていますが、前述したとおりあくまでプラモなので中身は組み立て式モデルです。とはいえ素組みでこの出来なので、ニッパー切り出しとデザインナイフでのゲート処理さえできれば誰でもキレイに仕上げられるレベルではありますのでご安心を。 ちなみに素材は表記がないんですが、おそらくABSやPOMあたりかと。素材としてはプラモの中ではかなり硬い方なのでスチロール系のプラモよりもしっかりした質感になっています。組んでしまえばほぼ完成品モデルと変わらないような感覚ですねー ってことで完成するとメック本体とバイクの2つが完成するわけなんですが、まずはバイクから詳しく見ていきましょう。 これがいわゆるコアモーターと呼ばれるバイク形態。SF風なデザインが良いですなあ。 ちなみに見ての通りプラモのわりにゲート跡が全く見えず非常にきれいな仕上がりなんですが、これはアンダーゲート仕様によるもの。ゲート跡が全てパーツの内側に入ってくれているおかげでパーツを切り出したゲート跡が外に見えず、素組みでも外観が非常にキレイに仕上がってくれるのは嬉しいところですね。 ちなみにこの状態だとこれといってギミックはないんですが、一応このようにキャノピーとドアを開ける事が可能。中にはパイロットが座らせてあります。 パイロットは肩のみ可動。ほぼ置物です。ちなみに過去のマルチアビス製品付属のパイロットは手足が外れやすかったんですが、今回のものでは新造されて手足パーツがしっかり取り付けられるようになってます。 まあ多分みなさん気になるであろうダイアクロン互換度合いなんですが、一応ダイアクロン系フィギュアもちゃんと座らせることが可能。ただしヴァーミンスラッシャー付属のパイロットよりも二回りくらい小さいのであまり安定はしないですねー。というかキャノピー閉じると中見えないし、そもそもパイロットの必要性もあまりないかもしれない・・・ さて、ではここからが本番ですよ。このコアバイクですがお察しの通り付属のメックとの合体が可能でして・・・・ まずコアバイクをこのように変形させておいて・・・ メックのボディ部分にコアバイクを合体させ・・・ アーマーを閉じれば・・・ ヴァーミンスラッシャー完成ってわけです。コアバイクが文字通りメックの核になるわけですな。 この乗り込みシークエンス非常に面白いんですよねー。 ここで1つ気になる所。アーマーを閉じていく際に左右のパネルをコアバイクのキャノピー側面の凸ジョイントで固定するわけなんですが、ここがわりと硬いので負荷がかかる上に見ての通り凸ジョイントの裏に支えが無く中空状態になっているので抜き差しするとジョイントが基部ごとバキッと折れそうなんですよねー。 ここだけは正直なんとかしてほしかったところ。うちではマイナスドライバーで支えをしてやりつつジョイントを抜き差ししてやってますが、なんとかならないもんかなあ・・・ さて、話を戻してヴァーミンスラッシャーですが、見ての通り各パーツの密度が高く非常にカッコいいですねー。 一見すると複雑そうに見えますが、骨格となる手足に外装パーツを四面ずつ付けただけなので見た目より非常にシンプルな構造をしてます。 前述の通りアンダーゲート仕様なのもあって仕上がりがキレイですが、それに加えて一部パーツは塗装済みなのでそのままでもかなり良い具合の出来になってますな。 ロボの頭は差し替えで複数のパターンを選択可能。 組み換え可能なのでもちろん他のパーツを頭に見立てるなんてことも可能です。 んでもって可動なんですが、これがまたよく動くんですわ・・・! 肩・股関節・足首・首・腰といった箇所はボールジョイントでしっかり可動し、それ以外の箇所も軸可動やスイング可動を組み合わせてかなり広く可動域が設定されているので体感での動かしやすさは写真で伝わる以上です。 手の指、足先なんかもちゃんと可動するのがありがたいところ。全然文句ない出来ですよ。というかどちらかといえば動き過ぎるくらいですよ。 そんな良質な可動を実現しているのはこの特殊な関節構造のおかげ。手足のボールジョイント部分は基部自体が軸可動できるようになっているので、ボールジョイントの可動域をかなり拡大する事ができるというわけなのです。 加えて干渉部分もほとんど無いためスムーズに動かせるのも良いところですね。 ボールジョイントというと保持力が心配になりますが、前述の通り素材自体がかなり硬めかつ弾性のあるものを使われているので余裕で片足立ちできるくらいには保持力があります。かといってジョイントが渋すぎて動かしにくいといったこともないので、非常に扱いやすい印象。 組んでからかなりガシガシ動かしましたが、摩耗は多少するものの保持力は全然下がってないので緩みについてはあまり心配することはないかと。 デフォの組み方では踵に展開可能なパーツがあるおかげで接地性は抜群。指は独立可動なのでしっかり物を掴んだりさせることが可能です。 続いて付属武器の紹介。まずは斧。余剰になったパーツで組むことができる武装で、左右用に計2個組むことが可能。 指ではなく手のジョイント穴を使って固定しているので外れたりする心配は全然なし。 続いて銃。こちらも手のジョイント穴で固定します。 組むためのパーツは斧と共通なので、一度に組めるのは斧or銃のいずれかのみ。 フル装備だとこんな感じですね。物足りなければパーツを組み替えて勝手に武装を変えてもいいので自由度は非常に高いですが、結構パーツが込み入ってますし余剰パーツはほぼ無いので選択肢は狭まるかもですな・・・ サイズはこんな感じ。結構大きく見えますがデラックスクラスのTFくらいのサイズしか無いんですよねー。全体のボリュームがわりとあるので実際に手にとって見ると多少大きく感じるかもしれません。体感としては背の低い方のヴォイジャークラスのTFくらいかなあ? レビューしようとして忘れてましたがマルチアビスの1弾のやつと比較。 メインが組み換えだと何度も書いてるので、最後に一応オリジナルの組み換えを・・・ 公式の組み換え写真にもある手法を真似てバイクのキャノピーを頭にしたメックに仕上げてみました。これはなかなかカッコいいぞ・・・! ぶっちゃけ頭以外は武器を組み替えただけなんですが、それでもかなり印象変わるのでうまく組み替えればなんでも作れちゃいそうでもありますね。 ってことでヴァーミンスラッシャーのご紹介でした。 記事中で何度も書いていますが、プラモ式の組み立てモデルでもありながら仕上がりの綺麗さに重点を置いて設計されているので素組でも完成品モデル並みに非常にキレイに仕上がるのが素晴らしいですね。 本体のデザインも非常に良いですし、シンプルながらも情報量が多く込み入った構造になっているのがカッコいいですね~かなり気に入りました。 ただしちょっと問題アリだなーと思ったのが肝心の"組み換え"。完成時点で余剰パーツがほとんど出ないので組み換えの余地が狭まる事に加えて、各部分のジョイントがかなりキツめなので、一度組んだものを再度バラして組み替えるというのが正直言ってあまり容易ではないんじゃないかなーと思いました。 一番外しやすい外装パーツでも場所によってはかなりガッチリはめ込まれちゃってるので、実質容易に組み換えできるのが武器パーツまわりくらいなんですよね。過去のマルチアビス製品の方がまだ組み換えしやすかった印象があります。 コアモーターとの合体も記事中で書いたとおり怪しい部分がありますし。組み換えギミック優先にするならこういう箇所の細かい調整は入れていってほしい所ですね。 しかしながら組み換え要素抜きにして可動モデルとして見れば非常に優秀な出来なので、もし気になるのであれば買ってみても全然損はないと思いますよ。超オススメです。 おわり
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201909240353 |
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